国務院新聞弁公室は9日午前、中国科学院の科学技術による「一帯一路」(the belt and road)建設支援に関する成果の発表会を開いた。人民網が伝えた。
中国科学院の白春礼院長は会場で、次のように述べた。
中国科学院は近年、一帯一路という戦略的枠組みのもと、「国際化推進戦略」の計画と実施を加速させた。中国科学院全体の国際協力水準と国際化の程度が著しく向上した。
まず、国際科学技術交流が成長を続け、協力ネットワークが拡大を続けている。毎年、国際交流規模は、延べ3億人以上となっている。中国科学院は毎年、各種国際学術会議を平均で延べ350回ほど開催しており、ほぼ毎日国際会議を開いていることになる。中国科学院は世界の60数ヶ国・地域の主要教育機関と、200件以上の研究院級国際協力協定、1000件以上の研究所一級協力協定に署名している。
このような国際交流・協力を通じ、多くの科学技術革新成果を生み、国際交流・協力を拡大させている。例えば先ごろは大亜湾でニュートリノの測量を行い、世界で初めてその方法を発見したが、これは国際交流・協力の重要な成果だ。十数ヶ国・地域の科学者数百人が、この国際交流・協力プロジェクトに参加している。
さらに中国科学院の国際科学界における影響力と発言権が、急速に拡大している。中国科学院は重要な国際科学技術機関や重要な国際的刊行物において、延べ600人以上が重要な役目を担っている。発展途上国における科学振興のための世界科学アカデミー(TWAS)には、95ヶ国・地域の1000人以上の会員がいるが、この世界的で総合的な国際機関の高官就任で歴史的な進展を実現している。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月10日
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