中国の4500メートル級有人潜水艇、1万メートル級深海潜水作業の母船「探索1号」が、中船澄西広州公司で改造を終え、中国科学院に正式に交付された。人民日報が伝えた。
探索1号の満載排水量は6250トン、航続距離は1万カイリ以上で、航続日数は60日間以上。国家ハイテク研究発展計画(863計画)の任務によると、探索1号は100%国産の4500メートル級有人潜水艇の母船になる。また、中国科学院の「海闘深淵」先導特別プロジェクトの支持を受け、1万メートル級深海探査の海上作業プラットフォームおよび母船となる。
探索1号は高い深海科学調査・作業能力を持ち、地質実験室、地球物理実験室など十余りの実験室を持つ。他にも甲板には取り外し可能な2つの移動型実験室を持つ。同時に60人の船員・科学者・潜水士を乗せることができる。同船は太平洋のマリアナ海溝に向かい、「海闘深淵」プロジェクトの科学調査任務を遂行することになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月6日