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日本のドラマのリメイク版が中国で受けない理由は「完全コピー」だから? (4)

人民網日本語版 2017年05月16日15:19

実はある大きな文化の違い

中国と日本の文化はよく似ているように見えるが、実際はそうではない。表面的には似ていても、両国の文化や社会環境には大きな違いがあり、徹底的にローカライズしなければ、日本のドラマや映画のリメイク版は中国の人々の好みには合わない。

中国版「家族はつらいよ」は、俳優・黄磊(ホァン・レイ)の初監督作品。同作品を選んだ理由について、黄磊は、「作品の中で表現されている家庭の状況や現実的な背景は、中国の今の時代と共通するものがたくさんある」と説明している。しかし、ある日本映画ファンは、「主役の高齢の夫婦がこの物語のカギを握っていることを、黄磊は分かっていない。その妻は、才徳兼備の専業主婦を何十年も務め、夫と家族のために自分を尽くしてきた。そのような背景を理解していなければ、その妻がなぜ高齢になって離婚しようという決意を固めたかを理解することはできない。それに、『男は外で仕事をし、女は家庭を守るべき』という考え方は日本ではごく普通で、同作品に出てくる『熟年離婚』という現象も日本には確かに存在する。しかし、中国版では、その妻はインテリで、突然離婚を切り出しても、単にわがままを言っているようにしか見えない」と指摘している。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年5月16日


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