秀水街市場を訪れるのはシディベ氏のような特別なお客様だけでなく、一般の人もたくさんやって来る。外国人観光客は世界のファーストレディたちと同じ商品を買うこともできる。
14日、フォーラム開幕式が終了してまもなく、トルコ大統領夫人の一行が秀水街に駆け込んで来た。30分ほどの短い時間に、夫人は1階部分にある店の3分の1を見て回り、衣類を扱う3つの店でモダンな中国風婦人服42着を「一気買い」した。
13日午後には、ギリシャ首相夫人と随行員たちが市場の門をくぐった。門をくぐるや、夫人は近くにいた店員にしわくちゃになったメモのようなものを渡した。見ると、秀水街のオーダーメード服の老舗「博人」のレシートで、日付は2016年7月になっていた。通訳は、「首相夫人はまたこの店で服を作りたいのです」と説明した。
首相夫人は昨年7月にも北京を訪れ、秀水街であつらえた服がたいそう気に入ったため、再び訪れる時のためにレシートをずっと持っていたのだという。「博人」は秀水街で長らく営業し、大勢のリピーターを獲得している店だ。
トルコ大統領夫人にモダンな中国風チャイナドレスを提供した店の店長・張玉慧さんは、秀水街に店を出して10数年になる。長年の販売の経験から、秀水街というショッピングセンターに今、小さな変化が生じつつあることを感じるという。たとえば外国の高官や政府要人と一般庶民との距離がここで縮まっていること、中国人店員と外国人客とが親しくなったこと、海外の政府要人とすら親しい関係を築くようになったことなどだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月16日
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