重慶市渝北区統景景勝区で野生のアカゲザル100匹以上が、50代の男性の号令を受け次々と川に飛び込み、泳ぎながら対岸へと渡っていった。母ザルは子ザルを背負いながら川に飛び込み、泳ぎ渡る様子はまるでアフリカの動物の大移動を見るようで、見る人を感嘆させた。
この100匹以上のサルの世話をしているのが50代の楊永六さん。彼は8年前にこの地にやって来て、サルたちの世話を始めたという。8年もの間、サルたちと昼夜を共にした楊さんはサルの群れと深い絆ができ、サルたちも彼の合図にに従うようになっていったという。楊さんの合図に、ボスザルも遠くから駆けつけた。群れのサルたちはボスザルのために道を開け、ボスザルは楊さんの隣にどっしりと腰を据えた。その様子はまるで楊さんがさながら、ボスの中のボスであるかのようだった。
楊さんは同景勝区で唯一の飼育員で、毎日決まった時間にサルたちに餌を与えている。のどかな暮らしに見えるが、その責任は重大だ。サルの群れは8年前の数十匹から、現在は100匹以上まで増えているという。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月18日
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