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人民網日本語版>>経済

ネット有料知識商品が拡大中 「オンライン・チップ」の先へ

人民網日本語版 2017年05月23日08:56

大手プラットフォームが重量級の専門家を招き、商品の質を引き上げ、オンラインとオフラインの相互連動が活発になるにつれ、インターネット上の有料知識商品の価格もますます市場化に向かっている。

喜馬拉雅FM、得到、問珈、値乎、分答など、有料で知識商品を提供するプラットフォームが人気だ。国家情報センター共有経済(シェアリングエコノミー)研究センターがこのほど発表した「中国シェアリングエコノミー発展報告2017年」によると、中国のシェアリングエコノミー市場はすでに一定の規模を備えている。大まかな計算では、16年の知識分野の市場取引額は約610億元(約9862億円)で前年比205%増加し、従業員数は約3万人に上ったという。

知識にお金を払うことが流行る背景には3つの客観的条件がある。1つ目はモバイルインターネット時代の到来だ。携帯電話端末で情報を閲覧することが増え、情報への接触がますます細分化している。2つ目は決済手段が便利になったことだ。「支付宝」(アリペイ)や「微信」(WeChat)の「微信支付」などが便利さを提供する。3つ目は若い世代に支払いの習慣が根付いてきたことだ。

本質的にいって、知識の有料化は消費バージョンアップの当然の帰結であり、シェアリング市場における供給側改革でもある。情報は大まかにいって、娯楽・ゴシップ、ニュース・インフォメーション、専門的知識、価値観を表す報などのレベルに分けることができ、それぞれが人々のさまざまな知識への欲求を満足させている。インターネット時代が始まった後、特に「個人メディア」が登場した後、現実には情報は過多になった。多くの情報は無料だが、情報の密度が低く、中身の価値が低く、ネットユーザーは無駄な時間を使うことになり時間コストが高くつくようになった。そこでますます多くの人がお金を払ってでも系統的で構造的かつ密度の高い情報、すなわち知識を得たいと考えるようになった。

有料知識の分野で成果を出したいなら、次の2つの基本条件を備えることが必要になる。まず特定の分野で専門的知識を蓄積することだ。ゴシップのような情報にお金を払いたいと考える人は少数だからだ。次に安定した持続的な創作能力を備えることで、毎日または毎週、新しい作品なり商品なりを打ち出していかなければならない。


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