520の発音が中国語の「我愛■」(■はにんべんに尓、『あなたが好きです』の意味)に近いことから、5月20日は中国で「結婚にふさわしい吉日」、「告白デー」、「ワガママを言う日」、「求愛デー」などと呼ばれるようになった。この日、人々は大胆に愛を語り、大勢の恋人たちが群れをなして結婚の登録を行い、結婚式を挙げるため、ビジネス提供側も勢いに乗って割引や販売促進などの各種キャンペーンを打ち出し、オンラインからオフラインまでイベントムードの波が次々押し寄せている。中国新聞網が伝えた。
河北省石家荘市長安区民政区婚姻登録所では5月20日、約30組の「もうすぐ花嫁花婿」たちが、手にバラの花を持ったり、ペアルックを着たりして順番待ちの列に並んだ。登録者は例年に比べて明らかに増えている。この日の結婚登録の大波に対処するため、同省内各地の結婚登録所は職員の通常の業務のほか、民政部門が増員や業務の質向上といった措置を通じて、「よい日を選んで結婚したい」カップルの要望に応えたという。
結婚ブームだけではない。5月20日には各地で「生花経済」が花盛りだった。雲南省昆明市の生花卸売業者の王さんは、「2週間前に生花の予約受付をスタートしたところ、5月20日の当日だけでバラの予約量が平日の2~3倍に達し、価格は1輪あたり2~5元(1元は約16.2円)値上がりし、2月14日のバレンタインデー以来の今年2回目の売上ピークを迎えた」と話す。
5月20日は恋人たちだけのものではなく、たくさんの通販企業が次々参戦し、市場シェアをめぐって戦いを繰り広げた。通販プラットフォームの多くが当日、「520」を名目に、ブームにのって「520大胆な愛」、「520親子デー」、「520告白シーズン」などと銘打った販促キャンペーンを打ち出すと、通販愛好者「手切族」たちは争うようにクリックして商品を買い求めた。
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