新しいシェアリングエコノミーには次のような特徴がみられる。
▽小規模化:今や南方の大都市にある一部のチェーンレストランや複合商業施設では、食事が終わり、ウィンドーショッピングが終わり、突然大雨が降り始めても心配することはない。携帯電話でコードをスキャンすればシェア雨傘のスポットで傘を借りたり返したりできる。
▽低価格化:中国EC研究センターの曹磊センター長によると、シェアバスケットボールの料金は1時間2元、保証金は29元で、「料金はますます安くなっており、支付宝の(個人信用評価スコアの)芝麻信用を利用すれば保証金も不要になる」という。
▽パーソナル化:曹センター長は、「非常にはっきりした傾向として、シェアするものがますます個人的なものになっているということがある。一連の日常的に個人で使用する物品だけでなく、知識や経験の共有がますます注目を集めるようになり、シェアの対象が実物からサービスへと拡大している」と話す。
▽収益モデルはまだ不明瞭
業界関係者によれば、シェアリングエコノミーは資本に支えられて、まず分布の密度や規模を拡大し、オフラインのネットワークやスポットを構築し、大都市のビジネス圏に入り込んだ。だが新顔であるシェア事業にはまだはっきりとした収益モデルが確立されていないという。
シェアリングエコノミーはセキュリティや資源の浪費などがしばしば問題になる。また信用情報機関や関連の管理制度の相対的な遅れが発展を制約していることなどが注視される。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月23日
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