「重慶で最も複雑な立体交差橋が竣工」と題する写真が、ネット上で話題の的になっている。写真に写っている立体交差橋は、計5層で構成され、20本の連絡道路が8方向に通じている。このような複雑極まる立体交差橋を見たネットユーザーは続々と、「これは全くナビゲーター泣かせだ」と心配の声を挙げている。北京青年報が伝えた。
〇「史上最も複雑な立体交差橋」が竣工
写真の立体交差橋は、重慶市南岸区にこのほど竣工した黄■湾立体交差橋(■は木へんに角)だ。2009年9月30日に着工した同交差橋は、朝天門大橋、慈母山トンネル、内環高速、空港専用快速道路といった主要幹線に繋がっている。設計によると、計5層で構成されており、主要道路は両側4車線。主要道路の制限時速は60キロメートル、連絡道路は40キロメートル。
立体交差橋を上から下に垂直方向に見ると、一番上の第一層は、朝天門大橋と慈母山トンネルの「三横線」快速幹線道路と繋がっている。その下の第二層は空港専用高速道路に繋がる。第三層と第四層は各連絡道路に繋がり、最下層は弾子石から広陽島に至る道路に繋がっている。連絡道路の数が多く、構造が複雑であることから、同交差橋は、「重慶市街地で最も大きく、最も複雑な『中枢型』立体交差橋」と言われている。
同交差橋は、数日前に正式に竣工したばかりだ。竣工した途端にこれほどネット上で議論の的となるとは、誰も予想だにしなかった。複雑な道路設計について、「ほとんどのナビゲーターが道に迷うだろう」とツッコミを寄せる人がいた。また、「立体交差橋が完成しても、ドライバーにとっては、時間の節約にならないのでは?道に迷っている間に重慶1日ツアーになってしまいそうだ」という心配の声も挙がっている。
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