総選挙に対する影響は?
英国では今月8日に総選挙が行われる。専門家は、「テロ事件が頻発していることは、保守党にとっては有利な条件になるかもしれない。保守党は選挙戦において、ハード・ブレグジット(強硬離脱)を目標に掲げ、移民政策においては移民を削減することを約束し、米国追随や反テロ戦争参加の立場も堅持している。また、保守党を率いるメイ首相の超然と仕事をこなすアイアン・レディー(鉄の女)のイメージも多事多難の英国安定の助けになると見られるだろう」と分析している。
一方、「労働党は、反テロ政策を見直すよう主張している。以前から、一部の英国人は、米国に追随してイラクやリビアなどでいわゆる『反テロ戦争』を行うことに反感を抱いている。英国で次々に起きているテロ事件は、労働党にとっては選挙戦において有利な材料」との声もある。
英国のあるネットユーザーがソーシャルメディアに書き込んでいる、「どの政党が総選挙で勝利するかということにも、選挙戦でなにが宣言されるかということにも興味はない。ただ、このようなテロが二度と起きないことを願うだけ」という言葉が、英国の国民の本音かもしれない。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月5日
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