消費の高度化が急速に進む中、ますます多くの中国人が「海外通販」を利用するようになっている。海外ショッピングサイトの洋碼頭が6日発表した「2017年上半期中国海外通販消費報告」によると、北京は全国購買力ランキングで2位となり、一人あたり平均消費額ランキングでは507元(1元は約16.1円)で3位となった。北京日報が伝えた。
北京の人々は一体どれくらい「海外通販好き」なのか。データによると、調査対象となった都市の中で、北京の購買力は上海に次いで全国2位となっており、その消費金額も同15%近く上昇し、一人あたり平均消費額は507元で3位となったことから、巨大な消費のポテンシャルを秘めていることが明らかになった。
消費トレンドの変化や所得水準の向上などを受け、粉ミルクや紙おむつのような日用品を主とした海外通販のシーンに変化が生じており、北京の人々は今やより個性的な質の高いものを好む傾向を見せている。データによると、北京の人々は流行の最先端を行くブランドの洋服やカバン・靴などにかける消費が目に見えて上昇しており、質の高いライフスタイルを求める意識が強く、良質の家電や家具・インテリアの購買に消費を惜しまないことが明らかになっている。人気の高いジャンルとしては、インテリア、家電、フレグランスなどのニーズが急速な伸びを見せている。
現在、海外通販利用者は一線都市から二線都市、三線都市へと拡大している。最新のデータを見ると、今年の1月から6月にかけた海外通販による消費額の伸び率ランキングトップ10の都市はすべて二・三線都市だった。なかでも、西寧・銀川などの西部都市の成長が目立った。(編集JZ)
「人民網日本語版」2017年6月7日
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