〇専門家:「主流は依然、従来の一般的な味のアイス」
市場には変わった新商品が次々に登場しているが、実際のところ、従来の一般的な味のアイスが引き続き、市場の主流を占めている。竜品錫市場研究シニア研究員の祝宝威氏は、次のような見方を示した。
「世界規模での調査の結果、順位の違いは若干あるものの、アイスクリーム市場では、バニラ、イチゴ、チョコレート、ミルクの4種類の味が、『好みのフレーバー』の上位4位を独占している状態は変わらない。2016年、中国アイスクリーム業界の売上は1100億元を上回った。一風変わった新しいフレーバーは毎年のように登場しているが、全体から見るとごく一部に過ぎない。このような商品は、一度試してみたいという理由で購入する人が多い。また、食べた直後には変わった味がするが、だんだんと悪くない味だと感じられる商品も少なくない」。
「アイスクリームの人気フレーバーの変化は、消費者が味のアップグレードを好むことから起こる場合が多い。例えば、消費者の心の中でドリアンに対する認知度と受容度が高まるにつれて、ドリアン味のアイスクリームもだんだんと普及してきた。ヨーグルト風味も、2年ほど前から突然登場したフレーバーで、2014年から市場シェアを拡大している。消費者が一層健康を重視するようになり、商品自体も元来の『ヨーグルト味』から『ヨーグルト成分含有』にシフトしていることから、ヨーグルトアイスは、アイス市場の『ダークホース』となった」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月20日
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