冷たい飲み物が欲しくなる夏がやってきた。アイスクリームと言えば、甘い味のものが一般的だが、今年は唐辛子味のアイスが「ダークホース」として登場し、アイスクリーム業界でのシェア争いに挑んでいる。外見から口当たりまで、今年登場した「風変わりアイス」は非常にバラエティに富んでいる。北京晨報が伝えた。
〇体験:甘さの中に辛さがある「唐辛子アイス」
「最初はチョコレート味だが、飲み込んだ後に辛さを感じる」-北京に住む姜さん(女性)はこのほど、勇気をもって唐辛子アイスに挑戦し、その感想をこのように表現した。
今夏、アイスクリームの種類は極めて多く、見た目から口当たりに至るまで、風変わりな新商品が続々と登場している。あるコンビニでは、「唐辛子アイス」が1本4元(1元は約16.3円)で販売されている。黒い包み紙を開けると、長方形のアイスは上下2つの部分に色が分かれており、上半分は茶褐色、下半分は白色になっている。茶褐色の部分はチョコレート味だが、甘さの中から徐々に辛さが表れてくる。辛さはそれほど強くはなく、アイスが口の中で完全に溶けた後に口の中に残るのは、単純な甘さのみ。胃や食道には辛さによる刺激はない。白い部分を食べると、甘さがだんだんと濃厚になり、辛さは薄れていく。コンビニの店員は、「唐辛子アイスは、それほど売れてはいない。1日にせいぜい10本売れる程度だ」と話した。
〇評価:両極端な味VSほどよい辛さ
オンラインショッピングサイトでも、この「唐辛子アイス」を買うことができる。価格は30本で148元。だが、この商品の旗艦店でも、1ヶ月の受注数はわずか16件という。
「唐辛子アイス」の味に関する人々の評価はまちまちだ。「(甘みと辛さが)両極端」とする人がいる一方で、「全然辛くない」という感想の人もいる。前出の姜さんは、「この味は常識からかけ離れている。暑さを和らげるものなのか、身体をいっそう火照らせるものなのか、正直良く分からない」と感想を述べた。
唐辛子アイスのほか、「卵」や「ビスケット・サンドイッチ」など、一見するとアイスクリームとは全く無縁の名前が、今年発売された新製品アイスのラインナップに名を連ねている。多くの新商品は、変わった味のほか、常識では考えられない形や成分を売りにしている。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn