中国社会科学院財経戦略研究院と中国中央テレビ(CCTV)財政経済チャンネルが19日、「2017年中国EC半期報告」を共同で発表した。それによると、17年上半期の中国EC産業は高速発展ペースを維持した。16年12月~17年5月のインターネット小売額は3兆229億元に上り、6ヶ月間の小売額が初めて3兆元の大台を突破し、前年同期比35.3%増加し(国家統計局が発表したデータに基づいて算出した名目増加率)、同期の中国EC産業の小売額の過去最高を更新した。実物商品のネット小売額は2兆3272億元、サービスのネット小売額は6975億元だった。社会消費財小売総額に占めるネット小売額の割合は13.35%に上り(1~5月は13.2%)、前年同期比3ポイント上昇した。中国経済網が伝えた。
世界の水準と比較すると、中国の社会消費財小売総額に占めるネット小売額の割合は世界平均レベルを大幅に上回り、17年1~5月は13.2%だった。同時に、中国のEC売上高も世界トップレベルだ。海外メディアが国家統計局や米国のデータに基づいて伝えたところによると、中国の消費者は17年第1四半期(1~3月)にネットで総額1兆4045億元(1元は約16.3円)の買い物をし、米ドル換算で約2041億ドル(1ドルは約111.6円)になり、同期の米国の981億ドルの2倍以上だった。注視されるのは、モバイルネット市場の規模が高速成長を続けていることだ。商務部電子商務・情報化司の発表した「中国EC報告2016」によると、16年の中国ではモバイルショッピングがネットショッピング取り引き全体の70.7%を占め、同15.3%増加し、モバイル端末によるショッピングがネット消費の主要スタイルになりつつあるという。中国は今や長年にわたり世界最大規模を誇るネット小売市場になったといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月20日
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