中国科学院地質・地球物理研究所が担当する国家重大科学研究設備開発プロジェクト「深部資源探査中核設備研究開発」が19日、検査に合格した。専門家チームは、同プロジェクトの複数の指標が世界水準に達しており、一部の設備は海外による技術独占を打破し、「地球深部進軍」戦略に力強い技術サポートを提供すると表明した。新華社が伝えた。
中国の鉱物資源の需要が拡大を続けているが、探査・採掘は深度500メートル内に集中しており、500-4000メートルの鉱物を含む空間の調査が待たれる。同研究所の底青雲研究員によると、鉱物資源不足を解消する重要な手段は、深度500-4000メートルの鉱物資源の調査・採掘を行い、さらに砂漠、岩石砂漠、植物などに覆われているエリアの地下鉱物資源を探査することになるという。
中国科学院と中国財政部(省)の支援を受け、同研究所は2013年より国内の優秀な研究チームを発足し、上述した鉱物資源探査フローのエリア選定・鉱物エリア探査・鉱物詳細調査という3レベルの技術的需要に基づき、8つの深部資源探査設備を選び、開発・製造の難関突破に取り組んでいる。
4年間の苦しい難関突破を経て、研究チームはエリア選定から宇宙広範囲探査作業へ、鉱物エリア探査から深度4000メートル内の詳細な構造の探査へ、鉱物詳細調査から音波・放射性・電気抵抗率鉱床測井へと移り変わり、中国の「地下4000メートル地球透明計画」の技術的基礎を固めた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月21日
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