ここ数年で最大規模となる日本の元中国残留孤児の代表団「日中友好報恩訪問団」のメンバー36人が24日、黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市方正県にある中日友好園林内の「中国人養父母」墓地を訪れ、墓参りをした。ここは、今回の「感謝の旅」において最も重要な訪問先でもある。活動の趣旨は中日国交正常化45周年を記念して、中日両国の人々の友好関係を促進させることだ。
同県の美しい緑の松に囲まれた「中国人養父母共同墓地」の墓石前で、日本から訪れた「中国の子供たち」は深々と頭を下げ、静かに涙を拭っていた。今年75歳の元中国残留孤児の長安伊知子さんは、中国人の夫に支えられながら、千羽鶴を墓石の上にかけ、自分の育て親との思い出を偲んだ。
今回訪中した同訪問団は、過去最多の参加者数となったほか、今までと大きく異なるのは、訪中団の中に中国残留孤児「二世」も参加していたことだ。歴史を胸に刻み、平和を大切にしながら、これからも中日両国の友好関係をより促進させて行く。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年6月28日
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