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日本で活躍する中国人作家・毛丹青:相手の力を借りて中国文化を日本で開花させる (2)

「中日文化の枠を越えて活躍する人々」インタビュー 第二回

人民網日本語版 2017年06月29日13:30

中日関係:「中日の国民の距離はかつてないほど縮まっている」

今年は中日国交正常化45周年で、毛さんにとっては日本で暮らして丸30年になる。最近の経験について、毛さんは、「ここ10年は、中日関係の変化が顕著。中日の民間交流が年々拡大している。日本のメディアの報道によると、年間600万人の中国人観光客が日本を訪問している。それらの観光客は、日本を離れる時、自分が見た情報や感じたことなどを中国に持ち帰る。これは未曾有の現象だ」と話す。

今回のイベントを通して、筆者は、多くの読者が日本語版の「火花」を既に読んでおり、又吉さんの発言にすぐに反応していることに気付いた。その点に関して、毛さんは予想外だったといい、「つまり、日本語は文化的要素として、中国で消費され始めているということ。多くの読者が独学で日本語を勉強しているようだ。読者たちは日本の原作者の声をストレートに理解することができる。そのような現象を通して、今後、日本の書籍は中国市場で発展し続けることが予想される」と語った。

「火花」では、「漫才」のほか、「居酒屋」や「コタツ」、「花火大会」、「お笑い芸人がバラエティー番組のコンテストに参加する」など、日本ならではの文化の要素が出てくる。しかし、毛さんは、中国の読者がそれらを理解できないことを心配しなかったといい、「川端康成や谷崎潤一郎などの日本の作家の作品が中国に進出した時代、それらの作品では、中国人が全く理解できない物も描写されており、溝があった。しかし、今の中国の若者は小説やテレビを通して、すでにそれらをよく耳にしており、日本風の居酒屋が身近にあるという人もいる。この点から考えると、中日の国民の間にある距離はかつてないほど縮まっている」と説明した。

文化交流:「相手の力を借りて中国文化を日本で開花させてはどうか」

日本で30年暮らしている毛さんは「文化使者」として、作品を通して中国人が日本についてもっと理解できるよう助けている。近年、日本文化の要素が中国各地で開花し、小説、映画、ドラマ、アニメなどが大量に上陸している。うち、「君の名は。」や「ドラえもん」などの日本映画は大ヒットし、「プロポーズ大作戦」や「深夜食堂」など、人気日本ドラマの中国版も大きな話題を呼んでいる。このような現象について、毛さんは、「現在、日本の中国に対する理解と、中国の日本に対する理解は、アンバランスな状態」との見方を示す。

そして、アンバランスな状態について、「お金をたくさんつぎ込んだからといって、文化を浸透させ、開花させることができるわけではなく、それを強要することはできない。中国文化を日本で開花させるために、『相手の力を借りる』こともできる。例えば、今回、又吉さんが中国を訪問した。又吉さんは、社会現象を起こした小説家であると同時に、人気お笑い芸人でもある。彼が初めて見た中国や中国への印象が、今後、彼の文学作品やテレビ番組などを通して、多くの日本人に影響を与えるようになるだろう。又吉さんが描写する中国を通して、日本の一般人は、中国へのイメージを作る。これが『相手の力を借りる』ということ。相手の力を自分の力にし、共に進歩して、ウィンウィンを実現しなければならない」と語った。


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