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16年十大金融センター 1位NY、上海・北京も

人民網日本語版 2017年06月30日09:57

新華社直属の中国経済情報社は28日、「新華・国際金融センター発展指数報告(2016年)」を発表した。16年度国際金融センター指数ランキングの上位10ヶ所は上から順に、ニューヨーク、ロンドン、東京、香港、上海、シンガポール、パリ、フランクフルト、北京、シカゴが並んだ。「経済参考報」が伝えた。

報告をみると、上位10都市は国際金融センターとして発展の勢いを基本的に確立しており、空間的構造も安定している。過去6年間のランキングと比較すると、上位10都市にはやや動きがみられた。ニューヨークとロンドンの順位は変わらず、シンガポールは10年以降の上昇傾向が終わって3位から6位へと大きく順位を下げた。東京と香港はそれぞれ1つずつ順位を上げて3位と4位に、パリ、フランクフルト、北京、シカゴは7~10位に並んだ。

中国経済情報社指数センター関連部門の責任者は、「国際金融センターの総合的順位の変動は過去1年間のグローバル経済金融局面の発展の特徴と合致している。欧州地域の金融センターは徐々に低迷状態を打破して、上昇軌道に入った。日本経済は徐々に低迷状態を抜け出し、緩やかな成長に転じた。その他のアジア地域およびアフリカ地域の新興エコノミーの上昇傾向が徐々に鈍化し、アメリカ大陸地域の金融センターの発展にはやや低下傾向がみられた」と話す。

個別指標である成長発展要素指標をみると、上海は7年連続でトップとなり、アジア太平洋地域だけでなく世界でも最も成長の活力に満ちた金融センター都市になった。香港は15年の低迷状況を一掃し、3つ順位を上げて4位になった。北京は急速な伸びを示し、15年以降は6位を保つ。深センも長年続けて上位10位入りしている。

16年には、欧米地域の老舗金融センターといえるロンドンとニューヨークが、成長発展要素でロンドンは2位、ニューヨークは3位と上位に並んだ。ここから欧米経済の持続的な回復にともなって、金融市場の発展が新たなペースアップの時期に入り、グローバル金融市場の局面に新たな変数が加わったことがわかる。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年6月30日

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