中国の高速鉄道はここ数年、スピーディな発展の勢いを保ち続け、2016年末までに投入された高速鉄道車両はすでに延べ2595本に達し、世界全体の6割を超えている。また2020年までには中国の高速鉄道営業キロ程は3万キロに達し、8割の都市を網羅するとの予測がこのほど第1回世界スマート大会で明らかになった。新華社が伝えた。
中国中車股フン有限公司(フンはにんべんに分)の王軍副総裁は、「高速鉄道はすでに中国の代名詞となっており、中国の『新四大発明』のシンボルとなる成果と称されている」とした。昨年、同社の売上高は2300億元(1元は約18円)に達し、子会社51社を抱え、その従業員は18万人、世界企業番付トップ500において266位にランクインしており、総合的な実力も高まり続けているという。
同社は高速鉄道などの従来からのレール交通業務のほか、都市レール交通とインフラ施設、新エネ自動車などのレール交通技術を延長させた新産業、深海ロボットと深海掘削設備という四大主要事業内容をすでに確立させている。王軍副総裁は、今年同社は新エネの純電気大型バス7000台を販売する見込みであるとした。
また、中国の高速鉄道はすでに21種類以上の製品とモデルを投入しており、2016年末までに投入された高速鉄道車両はすでに延べ2595本に達し、世界全体の6割を超えている。そしてその速度レベル、快適さ、安定性、安全性及び環境への適応性のいずれもが世界先進レベルに達している。
同時に中国の高速鉄道は省エネとエコの面でも世界先進レベルに達している。100キロあたりの消費電力は3.85キロワットとなっており、他の交通ツールに比べて、より省エネとエコの優位性を備えている。
さらに、中国の高速鉄道は積極的に海外進出を行っており、国際舞台において、有名多国籍メーカーらと競い合い、その製品を102ヶ国・地域に輸出し、昨年の海外における契約金額はおよそ180億ドル(1ドルは約119円)に達し、同期比40%増となっている。 (編集TG)
「人民網日本語版」2017年7月1日
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