2017年もすでに残すところ半年となり、中国大陸部映画市場の上半期の興行成績がこのほど明らかになった。中国国家新聞出版ラジオ映画テレビ総局の初歩段階での統計によると、6月30日時点で、上半期の映画の総興行収入は271億7500万元(約4520億円)で昨年同期の245億9400万元(約4090億円)に比べて10.5%増となった。しかし、そのうち、中国映画の興行収入は104億6000万元(約1740億円)で、全体に占める割合は38.49%にとどまった。鄭州晩報が伝えた。
映画1本あたりの興行収入からみても上半期は海外作品の圧勝となった。海外映画の興行収入トップは「ワイルド・スピード ICE BREAK」で26億9600万元(約450億円)で上半期の大陸部興行収入ランキングのトップを達成した。中国映画の興行収入トップは「功夫瑜伽(カンフーヨガ)」で17億5300万元(約290億円)で、同ランキング第2位。続いて3位にランクインしたのは、周星馳(チャウ・シンチー)が制作・脚本を担当した中国映画「西游伏妖篇(Journey to the West: The Demons Strike Back)」で16億5500万元(約275億円)。4位にランクインしたのは、急激な追い上げを見せた注目のインド映画「Dangal」で12億9000万元(約215億円)。同映画の公開当時はほとんどの映画館で上映され無かったにも関わらず、封切りから1週間後には口コミで同映画に対する高い評価がたちまち広がりをみせ、興行収入が10億元(約165億円)を上回る健闘を見せ、まさに実力と名声を兼ね備えた作品となった。(編集YK)
「人民網日本語版」2017年7月6日
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