中国の習近平国家主席は3~8日、ロシアとドイツを公式訪問したほか、ハンブルクでG20サミットに出席した。王毅外交部長(外相)は「習主席の訪露は両国の上層部交流の勢いを保ち、中露関係の発展に新たな原動力を与えた」と説明した。中国新聞社が伝えた。
王部長は具体的点として以下を挙げた。
(1)中露元首の意思疎通がさらに深まった。今回の訪問で習主席はプーチン大統領と複数回会談し、メドベージェフ首相とも会談して、職務上の良好な関係及び厚い友情を継続した。両国元首は各自の発展・振興と現在国際情勢の直面するチャンス・試練に着眼し、両国関係の深化、各分野の協力の推進、重大な国際紛争問題について深く意思疎通し、一連の重要な共通認識に達した。
(2)中露の相互信頼の基盤が一層安定した。両国元首は包括的・戦略的協力パートナーシップの一層の深化に関する中露の共同声明に調印し、「中露善隣友好協力条約」の新4年実施綱要を批准し、中露関係の発展について全面的な計画を立てた。
(3)中露の利益融合が一層緊密化した。中露は引き続き「一帯一路」(the Belt and Road)建設とユーラシア経済連合の連携を着実に推し進め、中国とユーラシア経済連合の経済貿易協力協定交渉を加速すると同時に、北極航路協力、「氷上のシルクロード」の共同建設を積極的に検討する。
(4)中露国際協力の同期性を強化。両国元首は世界情勢及び重大な国際問題について共同声明を発表し、世界や地域の試練に力を合わせて対処するよう国際社会に呼びかけて、変動する国際情勢におけるスタビライザーとしての両国の役割をはっきりと示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月10日
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