長崎県軍艦島で中国人や韓国人に強制労働を強いたという「暗黒の歴史」を日本が誤魔化し続けていることについて、ネット上で民間外交を行う韓国のネチズン組織「VANK」は11日、史実を歪曲しようとする日本政府の「裏の顔」を全世界に暴く役割を担う「グローバル外交大使」400人を募集すると発表した。新華社が伝えた。
VANK1のパク・ギテ(朴起台)代表は、次の通り指摘した。
「国際連合教育科学文化機関 (ユネスコ)の世界遺産委員会は2015年7月、軍艦島を含む『明治日本の産業革命遺産』を世界文化遺産リストに登録する条件として、「全体の歴史を記述すること」を日本に要求した。その当時、日本は、犠牲となった労働者を記憶するための情報センターを設立することを明らかにしたものの、現時点でまだ履行されていない。これだけではなく、日本政府は現時点においても、強制労働を強いたという事実を認めていない」。
「日本が持つ表と裏の顔を国際社会に暴くために、我々は歴史外交大使を募集することにした」。
VANKは現在、「端島(軍艦島)」と題する韓国語・英語2ヶ国語のアニメーションを制作している。「グローバル歴史外交大使」は、SNSを利用して全世界に普及させる役割を担う。また、彼らは世界規模で「誤り探し」も行う。その目的は、教科書や地図に見られる韓国の歴史・領土に関する誤った記述を是正することにある。
VANKと韓国の東北アジア歴史財団は2011年、「グローバル歴史外交大使」の育成を共同でスタートさせ、これまでに1050人が任命された。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月13日
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