夏は、ぬるめのお湯を飲む習慣を身につけるべきだ。たとえ少量であっても、冷水や冷たい飲み物を摂取するのは控えた方が良い。健康時報が伝えた。
科学者が、炎天下の気候条件の下で赤外線放射温度計を用いて、温かい飲み物を飲んだ人と冷たい飲み物を飲んだ人、2グループの皮膚温をそれぞれ測定するという実験を行った。その結果、温かい飲み物を飲んだ人の皮膚温は1~2℃低下したが、冷たい飲み物を飲んだ人は、口元の温度しか下がらなかった。また、2グループの人々の感覚はそれぞれ異なっていた。温かい飲み物を飲んだ人はひんやりと快適に感じ、喉の渇きは無くなった。一方、冷たい飲み物を飲んだ人は、全身の潤いが感じられず、喉の渇きを再び感じた。体温と近い温度の液体の分子は、比較的速く腸壁に吸収されることから、喉の渇きが癒されるのだ。このほか、温かい飲み物を飲むと汗が出て、体内の熱を発散してくれ、人体に対して害はない。逆に、冷たい飲み物は、口腔や胃腸から大量の熱量を吸収し、内臓器官が急激に冷えるため、消化機能がすぐにダメージを受け、深刻な場合は胃痙攣や下痢を引き起こしやすい。このため、真夏には、温かい飲み物を選んだほうが賢明だ。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年7月18日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn