中国極地研究センターが18日に開いた記者会見で発表された情報によると、中国は今月20日より第8回北極科学観測を開始する。極地観測船「雪竜号」が初めて北極海を一周し、北西航路を初めて試験航行することになる。新華社が伝えた。
中国極地研究センター副主任、中国第8回北極科学観測隊隊長、主席科学者の徐韌氏によると、中国第8回北極科学観測は第13次五カ年計画期間(2016−20年)の重要な観測活動だ。観測隊員は96人で、83日間をかけ1万9000カイリ以上を航行し、10月10日に上海港に戻る予定だ。
今回の観測は雪竜号をプラットフォームとし、北極航路総合調査、海洋生物多様性、海洋水文、海洋化学、海洋地質、海洋プラスチックごみなど汚染物の調査などを行う。また、ベーリング海、チュクチ海、北海、北西航路、北極高緯度海域などの重点海域で、事業化調査を展開する計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月19日
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