中国のブドウ生産・消費量は世界一だが、圧倒的多数の品種は海外からの輸入品種で、中国の気候条件への適応性が低い。中国科学院植物研究所が発表した情報によると、同研究所は産業のニーズをうけて、独自の知的財産権を持つ複数の高品質ブドウ品種を開発し、中国のブドウ・ワイン産業の発展を促していることを明らかにした。人民網が伝えた。
同研究所は60年以上にわたりブドウ品種資源の収集・保存を行い、さらにブドウの品質及び耐寒・耐熱などの性質を系統的に評価する方法を開発・改善し、一部のブドウ果実の品質、一部の耐性遺伝子、調節メカニズムを明らかにした。同研究所はこれを踏まえた上で、900種以上の交配種を作り、早熟・超早熟でそのまま食べられる新品種「京」シリーズ14種と、耐寒・耐乾・耐病でワイン製造用の新品種「北」シリーズ7種、ジュース用の新品種3種を開発した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年7月20日
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