タイで中国人観光客が乗ったバスが衝突事故　1人死亡、2人負傷

タイ・チョンブリ県パタヤ市警察局の海軍中将が25日午後11時ごろに受けた通報によると、同県バーンラムン郡タムボン・ノーンプルー地区にある交差点で、ブレーキが利かなくなった観光バスが、赤信号で停止していたオートバイ、タクシー、乗用車に次々と衝突する事故が発生した。この事故で1人が死亡、2人が負傷した。タイ「世界日報」の報道を引用して中国新聞網が伝えた。

現場に駆け付けた警官が目にしたのは、中国人観光客を乗せた大型バスのひどい損傷を受けた外観だった。また、バスから約10メートル離れた地点には、バスに衝突され、破損した黄緑色のタクシー1台とオートバイ3台があった。

オートバイを運転していたペイドさん（37）が、衝突の勢いでバスの下敷きになり死亡した。このほか、観光ツアーに参加していた中国人客とレンタカー旅行中のノルウェー人観光客の計2人が負傷した。中国人観光客は、頭部を負傷し、近くの病院に搬送され治療を受けた。

中国人のツアーコンダクターは、「観光バスには、計14人の観光客が乗っており、南パタヤのバリハイ桟橋付近にあるホテルに戻る途中だった。バスが事故現場の坂道に差し掛かったとき、運転手が突然、「ブレーキが利かない！止まらない！」と大声で叫んだ。そして、バスは交差点の赤信号で止まっていたレンタカー、タクシー、オートバイに次々と衝突した」と当時の状況について話した。

タイ警察は、バスの運転手を警察署に連行し、取り調べを行っている。運転手は関連法律にもとづき処分を受けると見られている。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年7月28日