王毅外交部長(外相)は3日、トルコのチャヴシュオール外相との会談後の共同記者会見で、朝鮮半島核問題に関するティラーソン米国務長官の最近の発言についての質問に、次のように答えた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
朝鮮半島核問題における中国の立場は一貫性と安定性を保っている。われわれは常に「3つの堅持」を遂行している。すなわち、朝鮮半島の非核化実現の堅持、朝鮮半島の平和・安定維持の堅持、対話と交渉を通じた問題解決の堅持だ。最近朝鮮が安保理決議に再び違反して弾道ミサイルを試射したことについて、中国側はすでに反対する立場を明確に表明した。同時に、情勢の緊張の激化を招くいかなる行動もとらないよう各国に呼びかけた。
われわれは朝鮮半島と中米関係に関するティラーソン国務長官の発言を重視している。ティラーソン国務長官は朝鮮に対する米側の「4つのノー」の原則を重ねて表明した。われわれは米側がこの「4つのノー」の原則を具体的な対朝政策に反映させることを希望する。われわれは、米側が最近朝鮮半島をめぐる安全保障問題への注目を強めていることにも留意している。中国側は、安全保障問題こそが朝鮮半島問題の核心だと常に考えている。中国側は各国が同じ方向に向かい、平等な対話を通じて、互いの合理的な安全保障上の懸念を解決できる根本策を速やかに見出すことを希望する。これこそが朝鮮半島核問題の根本的原因を打開し、朝鮮半島の非核化を最終的に実現する最も肝要な鍵だ。
中国側は朝鮮に関する安保理の各決議を一貫して全面的かつ厳格に履行しており、安保理は朝鮮半島情勢の最新の進展について協議を行なっている。中国側は引き続き客観的で公正な立場に基づき、相互尊重の精神でこのプロセスに関与する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月4日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn