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「戦狼2」の世界興収がトップ100入り 米国で議論巻き起こす

人民網日本語版 2017年08月15日10:03

中国映画情報サイト・「猫眼電影専業版」の興行収入のリアルタイム統計によると、戦争アクション映画「戦狼2(Wolf Warriors Ⅱ)」の13日午後6時59分時点での興行収入が45億600万元(約741億800万円)に達した。ウェブサイト・BoxOfficeMojoの興行収入統計によると、世界興行収入ランキング99位は「スパイダーマン:ホームカミング」で、6億7900万ドル(約744億円)。「戦狼2」の海外興行収入は100万ドル(約1億1000万円)以上で、世界興行収入はすでに「スパイダーマン:ホームカミング」を超え、トップ100に入ったことになる。アジアの映画が世界興行収入トップ100に入るのはこれが初めてで、ハリウッド映画の独占状態に待ったをかけた。人民網が報じた。

多くの米国メディアは、「戦狼2」の中国での興行収入記録に目を丸くしている。例えば、米誌「フォーブス」はそのサイトで、「『戦狼2』がものすごい興行収入記録に達している。中国がハリウッド大作と同じ規模の商業大作を作ることができるのであれば、ハリウッドの商業大作映画の中国での魅力が下がってしまい、ハリウッド大作映画の中国での興行収入に影響が出るのではと、ハリウッドは心配しているだろう」としている。

米国のエンタテインメント・ビジネス情報媒体「バラエティ」は11日、そのサイトで、「『戦狼2』で表現されている愛国主義をフェアな目で見なければならない。呉京監督は、シルベスタースタローン、またはそれ以前のジョン・ウェインが演じた英雄キャラクターのようで、国旗を振るという強烈な愛国主義の表現方法で、多くの人が好む軍事アクション映画のヒーローをうまく誕生させた」とし、「もちろん、今回の最大の相違点は、呉京が振っているのは米国ではなく中国の国旗である点。また、呉京監督が自ら演じているヒーローの『冷鋒』が所属しているのは、アメリカ陸軍特殊作戦コマンドではなく、中国の特殊部隊だ」と指摘している。 (編集KN)

「人民網日本語版」2017年8月15日

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