15年10月、「二十二」の公映許可証がおりた。しかし、資金不足のため、映画祭や一部の映画館での上映しかできなかった。その時、韓国映画「鬼郷」が上映され、郭監督はヒントを得ることになる。同作品はクラウドファンディングにより製作、上映され、韓国で約半月間連続で、1日当たりの興行収入トップに立ち続けた。
「二十二」はクラウドファンディングにより、延べ3万2099人が100万元(約1650万円)の資金を提供した。映画の後期の製作費に20万元(約330万円)を使い、残りの80万元(約1320万円)を宣伝費にした。その3万2099人の名前は、同作品のクレジットタイトルで表示される。
同作品のコンサルティングを担当する中国慰安婦問題研究センターの蘇智良センター長は、「『二十二』は、元慰安婦たちの被害状況を記録しているほか、生存する元慰安婦たちのリアルな現状を映像として残し、一人でも多くの中国国内外の人々が元慰安婦たちが経験したことを理解する助けになる」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月15日
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