■制作費を除く収益は全て寄付
現在、情報コミュニティサイト・豆瓣における同映画の評価は8.9ポイント。あるネットユーザーは、「映画館に入る前、彼女たちの境遇について、胸が痛むものだと心の準備をしていた。だがそれよりも長く心に残るものは、人間の善良さだった」と評価した。
郭監督にとって、この映画には興行収入より大きな意義があり、1%の上映割り当てさえ得られれば満足だ。郭監督は、「私は一銭も稼ぐつもりはない。コストを差し引いてもいくらか利益があった場合、あるだけ寄付して、彼女たちのために使いたい」と語った。
郭監督は「慰安婦」という言葉を使うことを余り望まない。彼女たちは「とても普通で、善良で、いい」老人なのだ。
こうした映画の撮影は、彼女たちに新たな心の傷を与えるだろうか?郭監督は撮影前に長いこと考え、できるだけ彼女たちを傷つけないようにすることを望んだ。「彼女たちと初めて向き合い、時間をかけてよく知った後に、私たちは今回のような映画撮影の方式を選んだのだ」と郭監督。
また、郭監督は、「私たちはあえてこのように淡々と記録してきた。何人かの老人は遠目に少し映し、撮影機材は入り口に置いて室内には入らず、ただ字幕をつけるだけにした。氏名、住まい、家族構成などを15秒、20秒映す。映画を見る人が彼女たちの生活を知ってくれれば、それで十分だと思う」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月17日
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