中国国家発展改革委員会は17日、今後次の5つの面から「一帯一路」(the Belt and Road)建設を推進する方針を明らかにした。中国新聞社が伝えた。
(1)「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの各成果の実行に全力を挙げる。すでに調印した協定・規則の実行をしっかりと進め、すでに戦略・計画の連携を実施している国については、制度・プロジェクトの連携に着実に移行する。「一帯一路」建設促進センター、多国間開発融資協力センターなど協力プラットフォームを設ける。
(2)象徴的プロジェクトの建設を積極的かつ確実に推進する。プロジェクトの相手国と共に、コネクティビティ・生産能力協力の象徴的プロジェクトを推し進め、標準・システムなどソフト面の経済的連結を強化する。
(3)実体経済協力を拡大する。直接投資、M&A、資本参加など各種方式を通じた、国際競争協力への積極的参加へと企業を誘導し、一部の分野で中国の比較優位を強化し、実体経済の質と効率を高め、ミドル・ハイエンドへの歩みを加速し、新たな原動力を発展させる。
(4)「一帯一路」建設の金融革新を推し進め、開発的・政策的金融機関やシルクロード基金など多国間・二国間協力基金の融資機能をさらに整備し、国際金融協力を展開し、「一帯一路」建設に寄与する長期有効な金融メカニズムを実践の中で革新する。
(5)中国大陸部外の安全上のリスクへの防備を強化し、「海外展開」する企業への指導・調整をしっかりと行ない、企業のリスク防備意識を高め、リスク防止・コントロールメカニズムを強化し、非合理的な対外投資、悪質な競争及び腐敗行為を防止し、対外経済・貿易協力の健全で秩序ある発展を促進する。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月18日
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