外交部(外務省)の華春瑩報道官は21日の定例記者会見で、日本防衛省が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入加速を望んでいることについて「中国側は米日双方が慎重に事を運び、地域の平和・安定促進に建設的役割を果たすことを望む。その反対の事をするのではなくだ」と表明した。
【記者】報道によると、ダンフォード米統合参謀本部議長は18日に東京で自衛隊の河野克俊統合幕僚長と会談した。日本防衛省が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入加速を望んでいることについて、ダンフォード統合参謀本部議長は、これを支援するとし、米日の弾道ミサイル防衛能力の統合は重要との考えを示した。これについてコメントは。
【華報道官】中国政府は一貫して、ミサイル防衛問題は世界の戦略的安定性と大国間の相互信頼に関わり、慎重に扱うべきだと考えている。各国は自国の安全保障上の利益を考慮するとともに、他国の合理的な安全保障上の懸念を尊重し、世界の戦略的安定性の維持及び各国の安全が損なわれないとの原則に従い、平和・安定、平等・相互信頼、協力・ウィンウィンの国際安全保障環境を共に維持する必要がある。
歴史的理由から、軍事・安全保障分野の日本の動向をアジア近隣国及び国際社会は緊密に注視しているということを指摘しておく必要がある。日米同盟の二国間軍事協力は、第三国の利益及び地域の平和・安定を損なわないよう確保すべきだ。われわれは米日双方が慎重に事を運び、地域の平和・安定促進に建設的役割を果たすことを望む。その反対の事をするのではなくだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月22日
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