楊潔チ国務委員は23日、米国のティラーソン国務長官と電話会談した。新華社が伝えた。
楊国務委員は「現在、中米双方は広範な分野で意思疎通と協力を保っている。これは両国及び世界の利益に合致する。双方は両国首脳の重要な共通認識に照らして、上層部及び各レベルの交流を強化し、制度化した対話をうまく行い、習近平国家主席の招待によるトランプ大統領の年内訪中の準備を仕上げるべきだ。双方が同じ方向に向かい、互いに尊重し、互恵的に、協力を拡大し、溝を適切に処理し、中米関係の良好な発展基調を共に維持することを希望する」と表明した。
ティラーソン国務長官は「中国側と共に、両国首脳間の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、意思疎通と協力を強化し、初の米中社会及び人的・文化的対話、法執行及びサイバーセキュリティー対話をうまく行い、両国関係の不断の前向きな発展を推し進めたい。トランプ大統領は年内の重要な訪中を心待ちにしている。双方が互いに努力して、成功を確保することを希望する」と表明した。
双方はアフガニスタン情勢について意見交換した。楊国務委員は「中国側はアフガニスタンの平和・和解プロセスの推進に積極的に尽力している。われわれは一貫して、政治的対話がアフガニスタン問題解決の唯一の出口だと考えている。国際社会は『アフガニスタン人主導で、アフガニスタン人のもの』の和解プロセスを支持し、アフガニスタンの広範かつ包摂的な政治的和解の実現を支持し、アフガニスタンの人々による自らの国情に沿った発展路線の模索を支持し、アフガニスタン政府による安全・対テロ能力の強化、過激派・テロ勢力への打撃を支持する必要がある。われわれはアフガニスタン問題におけるパキスタンの重要な役割を重視し、パキスタンの主権及び理に適った安全保障上の懸念を尊重する必要がある。米側と引き続きアフガニスタン問題について意思疎通と調整を保ち、アフガニスタン及び地域の平和・安定実現のために共に努力したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月24日
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