陳凱歌(チェン・カイコー)監督、王慧玲脚本、黄軒(ホアン・シュアン)、染谷将太、張雨綺(キティ・チャン)、劉昊然(リウ・ハオラン)、張天愛(チャン・ティエンアイ)、阿部寛らが主要キャストに名を連ねる中日合作映画「空海―KU-KAI―(原題:妖猫伝)」が12月22日、中国で公開される。配給元が発表した最新の日本語版予告編では、中国盛唐期の様子が見事に再現されている。中国新聞網が伝えた。
「空海」は、「陰陽師」の原作者としても有名な夢枕獏の人気伝奇小説「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」が原作で、ある予言者が話す「猫の化け物」をめぐる事件が長安の都を脅かすなか、詩人の白楽天(黄軒)と日本からの留学僧・空海(染谷将太)がその謎を突き止めるために奔走し、真相を暴いていくという歴史冒険ストーリー。
予告編では、唐代の都がフルスクリーンで再現されているほか、正殿前に立つ詩人・白楽天や張榕容(チャン・ロンロン)演じるミステリアスな楊貴妃、阿部寛演じる阿倍仲麻呂なども登場。また、染谷将太演じる空海が、笈(おい=修行僧が仏像・仏具・経巻・衣類などを入れて背負う道具箱)を背負い、杖をついて降りしきる雪の中を歩くシーンは、まるで長い長い探索への旅への始まりを象徴しているようだ。
「空海」は、「さらば我が愛(原題:覇王別姫)」、「始皇帝暗殺(原題:荊軻刺秦王)」などに続く、チェン・カイコー監督の第15作目の長編映画。同監督は、1千年以上前の盛唐の姿を再現するために、美術チームを立ち上げて襄陽に滞在させ、6年の歳月を費やし、現物大の長安城を復元させた。
同作品は2017年12月22日に中国国内で先行上映される。日本では、日本語題名「空海」で、2018年2月上映の予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年8月28日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn