2017年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

新着|政治|経済|社会|文化
中日|科学|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>社会・生活

中秋節の月餅商戦スタート 「奇抜」路線、市民は敬遠気味

【中日対訳】

人民網日本語版 2017年08月28日16:34

中秋節(旧暦8月15日、今年は10月4日)までまだ2ヶ月近くもあるにもかかわらず、中秋節の食べ物の主役である月餅の市場シェア争奪戦が早くもスタートしている。今年の月餅市場で最も人々の関心を集めているのは、法外な価格や豪華な包装ではなく、「麻辣牛肉絲(牛肉細切りのピリ辛炒め)」や「ドリアン」、「車エビ」、「チーズ」などを餡にした月餅だ。これらの「奇抜な」味の月餅の売上はまあまあといったところで、伝統的な味の月餅を好む市民のほうが多いようだ。北京晨報が伝えた。

複数の大型スーパーの店員は、「数日前から、贈答用の月餅を買いに来る客がぐんと増えている。企業や団体がまとめて購入するケースが多く、それらはほとんど贈答用の詰め合わせで、個人客が買っていくのはバラ売りの月餅が多い」と話す。今年販売されている月餅は、「小豆」や「ハスの実」、「ナツメ」、「五仁(5種類のナッツ)」などを餡にした伝統的な月餅が中心だが、「奇抜」路線の月餅も目につく。これらの「奇抜」な味の月餅には、「麻辣牛肉絲(牛肉細切りのピリ辛炒め)」、「ドリアン」、「車エビ」、「チーズ」などを餡として用いている。このほかにも、「チーズとカスタードクリーム」、「ドリアンとチーズ」、「塩漬け卵黄」、「とろとろクリーム」、「燕の巣」、「チーズ」、「カスタードクリーム」などを餡にした香港風の月餅も人気が高い。

しかし、販売員は、「現在の販売状況をみるかぎり、伝統的な味の月餅の人気がやはり高い。特に、卵黄とハスの実や小豆の餡の月餅の人気は抜群で、老舗ブランドの売れ行きが好調だ」と話す。

また、微博(ウェイボー)上で評判になっている「ネット人気月餅」も、すでに売上を伸ばし始めている。例えば、上海の「ザリガニ月餅」や「蟹ミソと豚肉月餅」は、北京では購入できる店がないため、一部オンラインショップでのみ入手可能となっている。このようなオンラインショップで販売されている月餅の単価は30-60元(約490-980円)となっているが、「ネット人気月餅」を注文する人はそれほど多くはなく、売れている店はごく一部だ。ユーザーの評価も、「試しに買ってみた」や「やはり伝統的な味の月餅の方が美味しい」というものが多いようだ。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年8月28日

関連記事

コメント

最新コメント