中国国家観光局が9月18日に発表した2016年中秋節(旧暦8月15日、今年は9月15日)休暇観光市場情報によると、今年の中秋節休暇中、全国各地でさまざまな観光イベントが実施され、「お月見」をテーマとした旅行商品が大人気となった。また、休日・レジャーの雰囲気に包まれ、穏やかで秩序ある市場状況となった。2015年の中秋節休暇と比べ、今年は近場をめぐるツアーや国内ツアーが中秋節旅行の主力となり、観光客の6割以上が有給休暇をうまく利用し、混雑ピークを避けて旅行を楽しんだことが明らかになった。人民日報が報じた。
全国の主要な観光地では、観光客受け入れのピークを迎えた。祝日期間中、福建省などの沿海省・直轄市を訪れる観光客数は台風の影響で顕著に減少したが、そのほかの全国各地では軒並み好天に恵まれ、観光旅行のピークを迎えた。北京市の観光モニタリングシステムに組み入れられている主要観光地170カ所では、累計延べ387万人近くの観光客を受け入れ、うち故宮を訪れた観光客は累計延べ17万4千万人に達した。
旅行に出た観光客の6割以上が、有給休暇をうまく利用し、混雑ピークを避けた時期に旅行に出かけた。今年の中秋節休暇は10月の国慶節(建国記念日、10月1日)のゴールデンウィークと2週間ほど間が空いていることから、有給休暇を利用して秋の旅行期間を中秋節の前後にする傾向が高かった。旅行予約サイト・同程旅遊網の統計データによると、中秋節前の有給休暇利用による混雑ピークを避けた旅行は、9月10日過ぎにそのピークを迎え、中秋節前に出かけた旅行は全体の54.4%に達した。一方、中秋節後の混雑ピークを回避した旅行の割合は6.5%。両方合わせると、混雑ピークを回避した旅行は全体の6割を上回った。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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