上海交通大学の金賢敏氏が率いるチームは先ごろ、初の海水量子通信実験に成功した。光子極化量子態と量子もつれが海水の中で量子の特性を保持することを観察し、水中量子通信の実現性を実験によって世界で初めて検証し、未来の水中・空海一体量子通信ネットワークの構築に向け重要な一歩を踏み出した。同成果は最新の「光学快報」に、編集者推薦記事として掲載された。科技日報が伝えた。
現在の結果によると、水中量子通信は数百メートルにのぼる。短いとは言え、水中の100メートル級潜水艦とセンサーネットワークノードなどとの秘密通信が可能だ。水深数メートルの場所であっても、衛星や飛行機との秘密通信が可能であり、海水は「禁区」とされていた認識を覆した。そのため軍事面での大いなる活躍が期待されている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月28日
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