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<動画>危秋潔さんの最後の足取り、目撃者が語る4つの不可解な点

人民網日本語版 2017年09月04日16:25

日本の北海道釧路市の海岸で8月27日に発見された若い女性の遺体がDNA鑑定の結果、行方不明だった中国人教師・危秋潔さんであることがこのほど判明した。これをうけて31日には危さんの家族がすでに日本に到着している。そしてこのほど釧路市内で最後に危さんが目撃された場所を取材した。

危秋潔さんが生前最後に姿を見せたのが、同市の観光名所・幣舞橋。8月23日に危さんが行方不明になる前の最後の目撃者となったのがこのカフェを経営する老夫婦だった。カフェのオーナーは危さんの様子が他の普通の観光客たちとはやや異なっていた点を4点挙げている。まず座席の選び方で、一般的に若い女性は店に入ると、店の奥の窓側の位置に座ることが多いが、危さんはレジから2番目に近い座席に座った。オーナーは、この時の彼女の行動を意外に感じたと話す。2点目は、ほとんどの観光客が窓の外に広がる風景に興味を示すのに、彼女だけはただじっと窓の外を1時間ほど眺めていただけだったという点。3点目は、危さんが他人との接触を避けているようだったという点。フレンドリーなオーナーの妻は、カフェを訪れた客としばしばおしゃべりを楽しむが、危さんからは、どこか「話しかけないでほしい」という感じがしたため、彼女は危さんに話しかけなかったのだという。夫婦は、「話しかけて、少しでも心の苦しみを取り除いてあげられていたら」と、このとき危さんに話しかけなかったことを非常に後悔していた。そして4点目は、危さんの日本語が上手だった点だ。オーナー夫婦は、彼女が店を出る直前に初めて日本人ではなく外国人であることに気づいたという。

日本の警察は、危さんの事件を非常に重視しており、これまでに札幌市と釧路市でチラシ900枚を配り、最後の目撃者を探している。しかし、危さんがカフェを離れたあとの足取りがつかめておらず、新たな目撃情報も無いのが現状だ。

危さんの家族は1日も早く娘の葬式を上げたいと希望しており、同時に外部からの援助も希望しているという。在日華人団体も危さんの家族への協力について現在検討中だという。また、中国駐札幌総領事館の孫振勇総領事は、日本側との交渉と、危秋潔さんの家族の今後生じる一連の手続きに協力するため、早い段階から同市に赴き、対応を続けている。(編集TK)

「人民網日本語版」2017年9月4日

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