14日、中国のネット上で、ある「辞表」が話題となった。辞職の理由は、「世界中を見てみたい」で、「史上最も感情のこもった辞表」と称されている。この辞表を書いたのは、2004年7月から河南省実験中学で、心理学の教師を務めている顧少強さん。最終的に学校側は辞表を受け入れたという。中原網が報じた。
顧さんの辞表は、同校の事務所に勤めている職員が携帯で撮影し、今月11日に微信(WeChat)のモーメンツを通じて流出した。
顧さんは取材に対して、個人的な理由から、辞職の理由については語らず、学校を辞めて実家に戻ったことだけを話した。
同校の公式サイトには、まだ顧さんのプロフィールが残っており、「中教一級(中学・高校の教師の資格)所有。2004年に河南師範大学の教育学科で心理学を学び、2004年に卒業。2004年7月から現在に至るまで当校に勤務。現在は学校の中堅教員」と書かれていた。
同校の卒業生は取材に対して、「顧先生の授業を受けたことがある。先生の言葉は、分かりやすいうえに、深みがあった」と振り返った。
ネットユーザーらは、「私も行きたいけど、お金がない」、「私が連れて行ってあげるから、お金は出して」、「ちゃんとお金を持って行ってね!」などの声を寄せている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年4月15日