台風19号「トクスリ」は、15日午前4時に勢力を増し、午前5時時点には台風の目が、北緯17.5度、東経108.2度の位置にある、海南省三亜市南西方向から約160キロ離れた海面上に移動した。中心付近の最大風速は秒速42メートルに達した。同日午前7時、同市内では一夜の暴風雨でなぎ倒された樹々があちこちで見られ、なかには自動車を押しつぶしている木もあり、工事現場の柵は風で吹き飛ばされ、一部の道路では冠水が見られるなか、政府当局の職員が清掃に当たっていた。また、暴風によりなぎ倒されたヤシの木から、ヤシの実を拾って持ち帰る市民の姿もあった。
台風の影響で、15日は同市の小中学校が終日休校となった。
台風19号「トクスリ」は時速20キロのスピードで北西へ進んでおり、その勢力はこの先も続くか、さらに若干の強まりをみせるとみられている。15日午後時点でベトナム中部沿岸地域に上陸している。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年9月18日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn