◆新メディアの力
新メディアの浸透が続いているが、私たちの暮らしにいかに影響をおよぼすのだろうか。また新メディアと社会生活の各方面の関係を、いかに処理すべきだろうか。これは注目を集める話題になっている。
ミシガン州立大学の教授の研究によると、検索エンジンはすでに人々の主な検索ツールになっており、約3分の2の人が毎日1回以上は使用している。その観点とライフスタイルは、検索エンジンの影響を受けている。
カッツ教授は、「携帯電話を軸とする新メディアの交流方法は、世界の圧倒的多数の人々の暮らしを変えた。音声認識や顔認証などAI技術の発展に伴い、人と人の交流は引き続き革新を迎える。新メディアの力の濫用を避け、コントロールを強化する方向で取り組むべきだ」と指摘した。
新浪微博の王高飛CEOも、「微博を始めとする新メディアの発展に伴い、伝統メディアの運営理論が根底から覆された。コンテンツは少数の専門家による作成から全国民の作成に変わり、コンテンツの形式も全メディア形態に拡張している。さらに重要なことに、メディアの発信方法は従来の一方通行ではなく、全時空・全地域に拡張した。商業規模もこれに伴い拡大している」と分析した。
例えば昨年、人民日報社の微博公式アカウント「@人民日報」の南中国海問題に関する投稿「中国は少しも失えない」のアクセス件数は65億8000万件に達し、968万9000件のコメントが寄せられ、400万回転載された。伝播の広さと深さは、驚異的なレベルに達している。
そればかりではない。微博を始めとする新メディアは、多くの個人メディアの富を創出している。王CEOによると、微博の個人メディアの収入は昨年100億元(1元は約16.95円)以上に達し、今後さらに拡大する余地が残されている。王CEOは「新メディアの時代において、微博はSNSとしての位置付けを守り続け、技術・ユーザー・商業の面から伝統メディア及びコンテンツ作成者に能力を付与していく」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月22日
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