草原の生態保護と建設の拡大に伴い、中国の草原は近年、生態回復のペースが大幅に向上し、草原生態環境の持続的な悪化にストップがかかった。中国農業部(省)の最新の統計データによると、全国草原総合植被率は54.6%に達し、5年前より3.6ポイント上昇した。新華社が伝えた。
これらのデータは10日に開かれた中国草原2017フォーラムで発表された情報で、草原総合植被率は、ある地域で主要草地類型がその面積に占める割合を指し、主に草原の牧草成長密度を反映する。
中国農業部の于康震副部長は、「中央政府は近年、草原・牧畜エリアのより良い高度な発展を促進する一連の政策を打ち出し、草原生態補てん政策を実施している。牧畜停止による草原回復などのプロジェクトを続け、草原生態保護の経費を大幅に拡大し、毎年200億元(1元は約16.9円)以上を投じている。この働きかけを受け、5年間に渡り全国重点天然草原の平均家畜過負荷率は15ポイント低下した。全国天然草原草生産量は6年連続で10億トンを突破し、安定的に増加している」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月19日
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