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中国は長期間社会主義初級段階に

人民網日本語版 2017年10月24日15:22

「中国の特色ある社会主義は新時代に入り、中国の主な社会的矛盾は人民の日に日に増大する素晴らしい生活への需要と、不均衡で不十分な発展との間にある矛盾へとすでに変化している」。習近平総書記は中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)報告で、新時代の中国社会主義の矛盾をこう明らかにした。これは中国社会の主な矛盾に対する中共の判断に36年間で初めて変化が生じたことを意味する。習総書記は同時に「中国社会の主な矛盾の変化が、中国の社会主義の置かれる歴史段階に対するわれわれの判断を変えることはない。われわれが今も、かつ長期間社会主義初級段階にあるという基本的国情に変わりはなく、世界最大の発展途上国であるという中国の国際的地位に変わりはない」と強調した。人民日報が伝えた。

その証拠となる統計と事実がある。中国国家統計局によると、2016年の中国のGDPは74兆元に達したが、人口1人当たりGDPはわずか8260ドルで、世界93位だ。都市と農村の発展・所得分配の格差は依然大きく、2016年の1人当たり可処分所得が都市部では3万3616元だったのに対し、農村部では1万2363元だった。中・西部地域の1人当たりGDPは沿海発達地域の半分しかない。中国は依然として急速な工業化と都市化の過程にある。2016年の都市化率は57.35%だったが、先進国では通常80%以上だ。

清華大学国情研究院の胡鞍鋼院長によると、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、中国が今も、かつ長期間社会主義初級段階にあるとの基本的国情に変わりはないなどの重大な判断は、中国と世界の発展の大勢を把握するための根本的指針となる。中国共産党の使命は中華民族の偉大な復興の実現だ。中国共産党は国家の使命、人民の使命、中華民族の使命を担っているだけでなく、人類全体に対する使命も担っており、世界の平和と全人類の発展のために一層の貢献を果たす。

改革開放以来、中国には天地を覆すような変化が生じて、立ち上がり、豊かになり始めることから、強くなり始めることへの偉大な飛躍を迎えた。だが中国は依然として世界最大の発展途上国であり、経済発展面の大きな成功のために情勢判断を過ち、方向を見失うことがあってはならない。「2つの『変わりはない』」(中国が今も、かつ長期間社会主義初級段階にあるという基本的国情に変わりはなく、世界最大の発展途上国であるという中国の国際的地位に変わりはない)は、中国の冷静な自己認識を代表するものだ。これが専門家の一致した分析だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2017年10月24日

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