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河森正治監督の新アニメ「重神機パンドーラ」は中国がテーマ

人民網日本語版 2017年10月23日15:32
河森正治監督の新アニメ「重神機パンドーラ」は中国がテーマ
「重神機パンドーラ」のポスター

アニメーション監督・演出家の河森正治監督がこのほど、東京で最新TV アニメシリーズのタイトル発表会を行い、「重神機パンドーラ」が、2018年春から日本と中国で同時放送されることが明らかになった。新華網が報じた。

「重神機パンドーラ」の主人公は、科学研究に没頭する天才科学者のレオン・ラウと、「家族契約」を交わした義理の妹のクロエ・ラウ。クロエは、活発で明るい性格で、こわいもの知らず。兄妹二人は、都市・ネオ翔龍(シャンロン)に住んでいたものの、量子リアクターの暴走事故「翔龍クライシス」がターニングポイントとなり、荒野で暮らし始める。装置「量子リアクター」が暴走し、未知なるエネルギーをまき散らし爆発し、世界の環境は激変。特異進化生物「B.R.A.I」が発生し、二人の運命は大きく変わる。

「ネオ翔龍」や「レオン・ラウ」、「クロエ・ラウ」などの名前から、同アニメには中国の要素もたくさん詰まっていることが分かる。約30年前、河森監督は半年間、中国を一人旅し、明るく、きれいな目をした中国の子供のことを今でも覚えているという。そして、「中国から帰って来てから、世界観が変わった。自分の作品が子供にどんな影響を与えるか、人類に共通した作品をいかに作るかを考えるようになった」という。

河森監督は日本で「変形の河森」と呼ばれており、過去30年来、世界で大ヒットしたアニメーション作品を製作してきた。ロボットから飛行機・車などに変身する主人公を描く人気アニメの多くが河森監督の作品だ。

河森監督はSF・ロボットアニメの「重神機パンドーラ」のインスピレーションを中国で得た。北京や上海、杭州、四川、重慶などを旅行し、中国の大きな変化、中国の奥深さ、中国のグルメ文化、さらに、中国人がポジティブで向上心を持っていることなどに、感銘、感動を覚えたという。「日本の若者も中国に行って、中国の活力やスピードを感じてみるべき」と河森監督は語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年10月23日

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