北京初の全長18メートルの大型純電動バスが22日、従来の「大1路(1号線)」液化天然ガス(LNG)バスに取って代わり、営業を開始した。また、国内初となる、立体化結合式のスマートEVバス充電ステーションも、正式に操業をスタートさせた。中国新聞社が報じた。
国家電網北京市電力公司マーケティング部スマート用電処の陳海洋・処長は、「この立体バス充電ステーションには、14台の直流充電スタンドが設けられており、1台あたりの電力は450Kwに達し、14台のEVバスが同時に充電可能で、現時点で北京で電力が最大のEVバス充電ステーションだ。また、『大1路』の特別な需要に応じるため、ハイパワー急速充電スタンドが導入されており、全長18メートルに及ぶ大型バスでも、15-20分で充電を終えることができる」と説明した。
路線バス1号線は、北京市民から「大1路」の愛称で親しまれている。起点は老山バスステーション、終点は四恵駅、停留所の数は28ヶ所で、運行距離は約27キロメートル。長安街を東西に貫き、軍事博物館・西単・天安門など、北京のシンボル的なスポットを経由する。
純電動「大1路」には、全市のバスで初めて、PM2.5自動濾過浄化システム、360度安全警告システム、360度車道逸脱警告システムが配備されており、車内の大気の質および安全運行のスマートレベルを高めている。
現在、北京市内を走るEV車は15万1500台に達し、全国の11.85%を占め、保有台数は全国トップ。国家電網北京市電力公司は充電設備の建設を大々的に進め、累計825ヶ所のバッテリー充電交換ステーションと1万370ヶ所の充電スタンドを建設した。国内で真っ先に10分都市充電圏を形成し、全市半径5キロ以内の充電サービス目標をほぼ達成した。
陳処長は、次のように説明を続けた。
「北京は、2017年末までに、現有の23ヶ所の充電ステーションを基盤として、80ヶ所以上のEVバス充電ステーションを続々と完成させ、累計100ヶ所を上回る計画だ。同時に、495台/450Kwのハイパワー直流充電ステーションを配備し、EVバス約5千台の充電ニーズを満たす。年間充電量5億Kwhとして計算すると、北京は年間29万トンのCO2排出削減およびPM2.5計14.5トンの排出削減を実現する」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月23日
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