東京都の小池百合子知事は12日、東京上野動物園の赤ちゃんパンダ「香香(シャンシャン)」を観覧する場合、これまでは抽選制度を採用していたが、今年2月からは先着順で整理券が配られるようになることを発表した。これにより、一日の観覧者は2000人から9500人に増えることになるが、観覧時間は1-2分ほどに制限される。
日本の朝日新聞は、「上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん『シャンシャン』の一般公開の時間が午前9時45分から午後4時45分までとなり、観覧時間を7時間にまで延ばすこととなった」と報じた。今や「ネット有名人」となっている「シャンシャン」もみんなのために、多少のサービス残業はやむを得ないということだろう。
日本のネットユーザーたちはツイッター上でこの情報を投稿しており、あるネットユーザーは、ライブカメラで「シャンシャン」を見た後で、「シャンシャンめっちゃ動いてるやん、見ていて楽しい」と感想を書き込んでいる。
また、上野動物園をまだ訪れていないネットユーザーは、「上野動物園に子パンダ見に行きたいです」との声を寄せた。
写真シェアサイトのインスタグラムでは、すでに「シャンシャン」がハッシュタグで使用されており、そのハッシュタグには多くのネットユーザーが投稿した様々な可愛らしい「シャンシャン」の写真がある。15歳のある日本人の女の子は「シャンシャン」の写真をプロフィール画像として使用しており、「みんな、シャンシャンが大好き」という文章を添えている。
昨年12月19日、上野動物園で6月に生まれた赤ちゃんパンダ「シャンシャン」の一般公開がスタートした。大勢の来園者が訪れることで「シャンシャン」にストレスがかかることを考慮し、同園は事前申込・抽選制を採用し、観覧客数は1日400組限定で、1組につき5人以下とした。一般公開がスタートした19日は平日だったにもかかわらず、1万8千組の観覧応募があり、当選倍率は45.8倍となった。
そのほか、多くの人が「シャンシャン」を目にすることができるように、上野動物園は同日、パンダライブ配信チャンネルを立ち上げ、ネット上で「シャンシャン」のリアルタイムの映像を配信した。同チャンネルの運営開始初日におけるパソコンとスマホの再生回数は115万回を超え、ライブ配信を請け負っていた日本の動画サイト運営企業の株価が一気に上昇した。
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