中国外交部(外務省)の陸慷報道官は17日の定例記者会見で「王毅外交部長(外相)によるアフリカ4カ国歴訪は実り豊かな成果を挙げ、中国とアフリカの伝統的友情の強化、政治的相互信頼の増進、互恵協力の深化という目的を達成した。次の段階で中国側は正しい『義利観』と『真実親誠』の理念を堅持し、引き続きアフリカ諸国と共に中国アフリカ関係を絶えず新たな段階へと押し上げていきたい」と表明した。
【記者】王部長がルワンダ、アンゴラ、ガボン、サントメ・プリンシペ歴訪を終えた。今回の訪問で、中国側がこれら4カ国とどのような共通認識にいたり、成果を得たか教えていただきたい。中国と4カ国の関係発展の推進にとって、どのような意義があったか。
【陸報道官】王部長はルワンダ、アンゴラ、ガボン、サントメ・プリンシペ歴訪をすでに終え、帰京の途についた。王部長のアフリカ訪問は就任以来13回目であり、中国の外交部長は28年連続で新年初の訪問地にアフリカを選んできた。
王部長は今回のアフリカ訪問で、4カ国の指導者を表敬訪問し、4カ国の外相と会談し、二国間関係と協力、中国アフリカ関係及び世界と地域の共通関心事について意見交換し、重要な共通認識にいたった。
ルワンダでは▽往来を強化し、政治的相互信頼の水準を高める▽交流を強化し、実務協力の水準を高める▽人的・文化的交流を強化する▽相互理解の水準を高める▽意思疎通と調整を強化し、世界と地域の試練への共同対処の水準を高める――ことで一致した。
アンゴラでは▽両国関係は従来の事業を受け継ぎ今後に道を開く重要な契機を迎えており、両国協力は構造転換と高度化、質と効率の向上の正念場に入った▽双方は成功経験を総括し、互恵・ウィンウィンの構想を革新し、新たな協力分野を開拓し、両国の戦略協力を新たな段階へ押し上げるべきだ――との認識で一致した。
ガボンでは、中国ガボン包括的協力パートナーシップの確実な実行をさらに進め、互いに信頼し支持する協力パートナー、互恵・ウィンウィンの協力パートナー、平和・安全維持の協力パートナー、地域と世界の試練に対処する協力パートナーとなることで合意した。
サントメ・プリンシペでは「一つの中国」原則が両国関係発展の政治的な基礎であり、これを基礎に政治的相互信頼を固め続け、各分野の友好協力を全面的に推進することを再確認した。双方は国交回復以来、両国が交流を全面的に再開し、互恵協力を全面的に展開し、サントメ・プリンシペに確かな利益をもたらしたことに満足の意を表した。
王部長はアフリカ側に第19回中国共産党大会と今年中国で開催する中国アフリカ協力フォーラムサミットの状況を説明。共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う原則を堅持し、引き続きアフリカ側と共に「一帯一路」建設を推し進め、中国アフリカ包括的戦略協力パートナーシップにさらに大きな将来を開きたい考えを表明した。4カ国指導者と外相は中国アフリカ協力フォーラムサミット成功のために積極的な役割を発揮すると表明し、「一帯一路」共同建設に積極的に参加したい考えを示した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月18日
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