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中国で2020年までに全農村にバス開通、「道路インフラを農村まで」を実現

人民網日本語版 2018年03月09日15:38
中国で2020年までに全農村にバス開通、「道路インフラを農村まで」を実現
まるで絵画のような風景が広がる湖北省宜昌市夷陵区の宜巴(宜昌市‐恩施トゥチャ族ミャオ族自治州巴東県)高速道路と宜興(宜昌市‐興山県)省道(写真提供・人民視覚)。

中国交通運輸部(省)の李小鵬部長はこのほど、「農民の外出における『最後の1キロ』問題をいかに解決するか」というメディアからの質問に対し、「中国は、2019年までに条件を備えた郷・鎮と建制村(省市級国家機関による承認を経て設置された村)に舗装道路を敷設するという目標を達成する。村道の建設については、可能な限り村内の各世帯まで延伸し、2020年には条件を備えたあらゆる郷・鎮と建制村にバスを開通させる」との方針を示した。人民日報が伝えた。

交通運輸部の統計データによると、過去5年間に、全国で新設・整備された農村道路の総距離は127万5千キロメートルを上回り、郷・鎮の99.2%と建制村の98.3%にアスファルト舗装とコンクリート舗装の道路を開通させた。全国郷・鎮のバス開通率は99.1%、建制村では96.5%にそれぞれ達している。

李部長は、「農村道路の発展においては、まだ供給不足という問題が解決されていない。特に、僻地の山岳地帯や貧困地区では、その問題が顕著となっている。『道路がない』あるいは『道路が少ない』エリアや道路の状態が悪いエリアもあり、険しい道や崖沿いの道なども存在する。交通運輸部は、これらの問題を重視しており、解決に向けて真剣に取り組んでいく」とコメントした。

李部長は、「農村道路の舗装とバス開通という目標以外に、交通運輸部は、農村地区における道路のメンテナンス工事を実施する。2020年までに、郷級以上の地方にある危険な道路を全面的に改装し、通行の安全を確保する」としている。

李部長は、「小康社会を目指す上で、いかなる地方も交通問題で立ち遅れるような事態に陥ることは、絶対にあり得ない」と強調した。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年3月9日


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