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18年中国富豪400人番付 馬雲氏がトップに返り咲き

人民網日本語版 2018年10月26日14:20

米経済誌「フォーブス」は25日、2018年度中国富豪400人番付を発表した。昨年の番付に入った400人のうち300人以上が資産を減らし、93人は今年の番付に入れなかった。今年も番付入りした富豪のうち、229人は資産額が昨年より目減りし、このうち約3分の1は資産減少率が20%を超えた。「成都商報」が伝えた。

今年は傘下のアント・フィナンシャルの株価上昇などにより、インターネット大手・阿里巴巴(アリババ)グループ取締役会代表の馬雲氏が資産額346億ドル(1ドルは約112.1円)で、14年以来4年ぶりにトップに返り咲いた。ただ、馬氏の資産額は昨年より40億ドル目減りしている。2位は騰訊(テンセント)取締役会代表の馬化騰氏で、資産額は昨年より62億ドル少ない328億ドルだった。昨年1位の中国恒大集団取締役会代表の許家印氏は3位に後退し、資産額は308億ドルで前年より約117億ドル少なく、約28%減少し、番付入りした富豪の中で資産の減少額が最も大きかった。

全体としてみると、今年の富豪たちの資産は昨年を下回る。昨年番付入りした400人のうち、300人以上が資産を減らし、93人が今年の番付から漏れた。番付にとどまった富豪のうち229人は昨年より資産を減らし、約3分の1は減少率が20%を超えた。

▽おなじみのメンバー 株価下落で資産減少

ほぼすべての産業で資産総額が減少した。製造業の受けた打撃が特に大きく、番付入りした製造業の富豪は昨年の79人から今年は72人に減り、平均純資産額は21億ドルから18億ドルに減少した。昨年は番付に入った400人全員が資産額10億ドル以上だったが、今年は番付入りのハードルが8億4千万ドルに下がり、400人のうち10億ドルを超えたのは344人にとどまった。

フォーブスは、「圧倒的多数の企業家の資産額が減少したのは企業の時価総額の低下によるものだ。今年に入ってから、中国の株式市場はA株も香港株も大幅に下落し、この影響で大手上場企業の創業者の資産が大幅に目減りすることとなった」と分析した。


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