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アップル 3ヶ月でフェイスブック相当の時価総額が蒸発

人民網日本語版 2019年01月07日15:50

米国現地時間の3日、アップル社の株価は9.96%下落し、時価総額が3ヶ月あまりで累計約4460億ドル(1ドルは約108.1円)蒸発した。これはフェイスブックの現在の時価総額を上回る数字だ。「北京青年報」が伝えた。

米国東部標準時の3日の取引で、アップルの株価は一時142.08ドルまで値下がりし、1年半ぶりに最低を更新し、一日の下落幅は10%を超えた。終値は142.19ドル、前営業日比下落幅は9.96%となり、時価総額は一日で746億ドル蒸発して6747億4800万ドルになった。

アップルの株価は2018年10月初めに下落傾向が始まり、当時の時価総額は1兆ドル以上あったが、現在は6747億ドルしかない。株価は過去3ヶ月間で39%下落し、時価総額は約4460億ドル蒸発した。この数字はフェイスブックの現在の時価総額3785億9300万ドルを上回り、百度(バイドゥ)8.3社分の時価総額に匹敵する。

19年の米国の株式市場の最初の取引が終わると、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は投資家への書簡を発表し、アップルの19年度第1四半期(18年度第4四半期)の業績予想を修正して、売上高を890億〜930億ドルから840億ドルに、売り上げ総利益率を38〜38.5%のうち最低の38%に引き下げるとした。新たな予想はアップル自身が打ち出したこれまでの予想を下回るだけでなく、市場の期待も大幅に下回るものとなった。

この情報は米株式市場に大打撃を与えた。一方で、18年にアップルが発表したサプライヤー200社の中には香港地区と台湾地区を含む中国の企業が85社あり、うち大陸部の企業は27社を数える。

iPhone(アイフォーン)はこれまでずっとアップルの中核事業で、昨年第3四半期には総売上高のうち約60%を占めていた。アップルが今後、売れ筋の携帯電話を販売できないとすれば、アップル全体が苦境に陥ることは確実だ。分析によれば、iPhoneの販売をめぐっては新興市場での低迷が唯一の問題ではない。通信キャリアの補助金の減少、ドル高による海外での販売価格の高騰、29ドルの低価格バッテリー交換計画などが、iPhoneの売り上げを思わしくないものにしているという。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年1月7日

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